【飲んだら乗るなは鉄の掟、の巻】

年末年始は忘年会や新年会など、お酒を飲む機会が増える時期です。

この時期は飲酒運転による事故が多発し、重大な結果につながることも少なくありません。

飲酒運転を防ぐために私たちができること、知っておくべきことをお伝えします。

【翌日の運転に要注意】

「昨日の夜に飲んだけど、朝だから大丈夫」と思っていませんか？ 

実は、体内のアルコールが完全に分解されるまでには時間がかかります。

個人差はありますが、お酒の種類や飲んだ量によって、翌朝以降も体にアルコールが残っている場合があります。

アルコール分解の目安

- ビール中瓶1本（500ml）: 約4時間

- 日本酒1合（180ml）: 約4時間

- 焼酎グラス1杯（100ml）: 約6時間

- ワイン2杯（240ml）: 約4時間から5時間

飲んだ量や時間に関わらず、体内のアルコールの分解時間を意識し、翌日の運転にも十分注意しましょう。

【飲酒運転のリスクと罰則】

飲酒運転は重大な事故につながるだけでなく、法律によって厳しい罰則が定められています。

飲酒運転による行政処分

1. 酒気帯び運転（呼気1リットル中0.15mg以上のアルコール）

   - 罰則: 3年以下の懲役または50万円以下の罰金

   - 点数: 13点（免許停止）

2. 酒酔い運転（正常な運転ができない状態）

   - 罰則: 5年以下の懲役または100万円以下の罰金

   - 点数: 35点（免許取消）

飲酒運転による罰則

1. 車両を運転した人

・酒気帯び運転・・・5年以下の懲役または100万円以下の罰金

・酒酔い運転・・・3年以下の懲役または50万円以下の罰金

2. 車両等を提供した人

・運転手が酒酔い運転の場合・・・5年以下の懲役または100万円以下の罰金

・運転手が酒気帯び運転の場合・・・3年以下の懲役または50万円以下の罰金

3. 飲酒運転の同乗者や飲酒を勧めた人の罰則

   - 同乗者が飲酒運転を黙認した場合や、お酒を提供した場合も罰則の対象になります。

・運転手が酒酔い運転の場合・・・3年以下の懲役または50万円以下の罰金

・運転手が酒気帯び運転の場合・・・2年以下の懲役または30万円以下の罰金

飲酒運転による死亡事故は、全体のおよそ6割が22時から翌日6時までに発生しています。

これは一般的な夜間の飲酒時間帯にも合致しており、『時間がたてば、少し寝れば大丈夫』という意識が誤りである事の表れです。

【飲酒運転を防ぐために】

飲酒運転を防ぐためには、次のことを心がけましょう。

- 飲んだら絶対に運転しない、させない

- 代行運転やタクシーを利用する

- 飲み会の前に帰りの手段を決めておく

- 翌日に運転する場合はお酒の量を控えめにする

また、飲酒の席では周囲の人と協力して「飲んだら乗らない」という意識を共有することが大切です。

【安全運転で、新しい年を迎えましょう】

年末年始は楽しい時間を過ごす一方で、事故が起きやすい時期でもあります。

飲酒運転は絶対に避け、運転する際は万全の状態でハンドルを握りましょう。

北部日本自動車学校は、皆さまの安全で安心なカーライフを応援しています。