冬の運転、雪道のリスクと対応策 - 雪道番外地 大雪原の対決 - (福島県伊達市・福島市)
2024年02月01日
≪冬の挑戦、雪道での運転≫
西暦20XX年、世界は雪のベールに包まれた...
しかし、ドライバーは滅びてはいなかった...
過酷な冬の訪れと共に、運転者は新たな試練に直面します。
1年で降雪が多い時期は2月!12月でも1月でもなく2月!
気象庁が各都道府県での月別降雪量調査した結果、多少の地域差こそあれ、2月が最も降雪量の多い月となったそうです。
雪が降ると、ありとあらゆる行動や活動が大きな影響を受けるのは言うまでもなく、車の運転も当然そこに含まれます。
しかし、正しい知識と準備があれば、この難題を乗り越えることができます。
≪雪道運転の危険性≫
雪道運転の主なリスクには以下のようなものがあります
視界不良
吹雪や積もった雪の照り返しがが視界を妨げ、運転を困難にします。
路面の滑りやすさ
積雪の他、路面の圧雪、凍結により、車の制御が難しくなります。
ブラックアイスの危険
一目では路面の凍結状態が判断し辛く、意図せず車がスリップする危険があります。
ブレーキによる制動が困難
雪や氷上は滑りやすく、ブレーキ操作だけでは車の制動が困難な事があります。
予期せぬ混合交通の動き
歩道や道路脇が降雪や除雪された雪で通行できず、歩行者や軽車両が車道側を通行したり、通常とは異なる動きをする為、
慣れた道でも普段の感覚で通行するのは危険です。
≪対策と注意点≫
これらのリスクに対処するためには、次のような対策が有効です
適切なタイヤの準備
スタッドレスタイヤへの変更は基本です。
また、タイヤの溝の深さも重要です。
溝が浅いと雪道でのグリップ力が落ちます。
峠道などの厳しい環境では、タイヤチェーンが必要な場合があります。
事前に取り付け方法を確認し、練習しておくことが重要です。
安全距離の確保と速度の管理
雪道では止まるのに通常の3倍以上の距離が必要です。
前の車との距離を十分に取り、予期せぬ状況に備えます。
急加速や急ブレーキは避け、滑りやすい状況では特にゆっくりとした加速と減速を心掛けます。
エンジンブレーキの活用
下り坂や滑りやすい道では、エンジンブレーキを利用して車速をコントロールします。
これにより、タイヤがロックしにくくなり、滑りを防ぐことができます。
橋梁での特別な注意
橋は周囲よりも冷えやすく、凍結しやすく、雪が残りやすい傾向にあります。
橋を渡る際は特に速度を落とし、慎重に運転しましょう。
路面状況の頻繁な確認
路面状況は常に変化します。
特に、影のある場所やトンネルの出入り口などは凍結しやすい上、凍結している事に気付かず、スリップする事もあるので注意が必要です。
緊急時の対応策
万が一スリップした場合、すぐにブレーキを踏まず、冷静に対応することが重要です。
ステアリングを切りすぎずに、滑り始めた方向に車を向け、ゆっくりとブレーキをかけます。
≪安全な冬の運転へ≫
これらの情報を頭に入れておくことで、冬の運転はより安全になります。
しかし、雪道の運転で最も有効な対策は、行政が繰り返し訴える『不要不急の外出』を避ける事です。
運転する際は常に、自分と他人の安全を最優先に考えてください。
無理な運転は避け、天候や路面状況に応じた慎重な運転を心掛けましょう。
そして、場合により車を使わずに済ます、臨機応変な選択も大切です。
この記事が、皆さんの冬の運転を少しでも安全にする手助けとなれば幸いです。