ドキュメント THE☆大型自動車免許(伊達・福島)
2023年10月11日
大型自動車は、日本経済の基盤として欠かす事の出来ない車両で、以下に該当する自動車の区分です。
車両総重量:11t(11,000キログラム)以上
最大積載量:6.5t(6,500キログラム)以上
乗車人数:30人以上
大型免許はこの大型車を運転するために必要な資格になります。
大型免許の区分は1960年の道交法制定から明記されていますが、2007年の法改正で中型免許が新設された際、大型免許で運転できる車両の下限が引き上げられました。
この辺りは文章での説明が少々ややこしくなりますので、ざっくりと『中型免許が出来て、それまでの大型免許が【もっと大型免許】になった』くらいに思って差し支えないかと。
今となっては豆知識くらいの話ですので。
では件の大型免許はどうしたら取得できるのか。
今回はそれを詳しくお伝えしていきます。
【大型免許の条件】
大型免許取得には以下の条件を持たしている必要があります。
・年齢:満21歳以上(免許の停止期間を除き、3年以上運転経験を持つこと)
・視力:両眼で0.8以上、片眼で0.5以上の視力があること(眼鏡やコンタクトレンズの使用可)。深視力検査の誤差が平均2cm以下であること。色彩識別能力で赤色・青色・黄色を識別できること(交通信号機の色)。
・聴力:10mの距離で90dbの警告音が聞こえること。補聴器の使用可。
・運動能力:自動車の運転に支障をきたす恐れのある身体障害や病気がないこと。
大型型免許の取得方法は、現有免許の種類に関わらず大きく二つに分かれます。
いずれのケースにおいても「自動車学校での教習」を経るのが一般的です。
≪指定自動車教習所で教習を受け、技能検定に合格したのち、免許センターで免許変更手続きを行う。≫
現在、大型免許の教習が出来る教習所はそれほど多くありません。
理由は至極当然ながら、全長12メートルに及ぶフルサイズ10トン車で教習可能な環境を整えるのは大変だからです。
普通車や中型車のつもりで入校手続きに行くと『ウチ、大型無いっスよ?』なんて事になりかねないので、下調べは必須です。
また、通学の他に合宿プランで教習を進める事も出来ますが、こちらも普通車に比べると実施している自動車学校は少なくなるので注意が必要です。
現有免許により既定の教習内容は異なるものの、最終的に検定試験に合格して卒業証明証を受けとり、最寄りの警察か免許センターで免許証の記載内容を書き換える流れは同じです。
場内コースで技能教習のみを行う8t限定解除がある中型免許と異なり、大型免許は何れの免許からでも仮免許を取得して路上での教習が必須になります。
では免許の区分ごとに規定の教習=最短の教習時限を比べてみましょう。
・中型
技能1段階→5時限+技能2段階→9時限 計14時限s
・中型8t限定
技能1段階→8時限+技能2段階→12時限 計20時限
・準中型
技能1段階→10時限+技能2段階→13時限 計23時限
・準中型5t限定
技能1段階→11時限+技能2段階→15時限 学科1時限 計27時限
・普通
技能1段階→12時限+技能2段階→18時限 学科1時限 計31時限
大型に近い免許ほど、教習時限が短くなることがわかりますね。
普通車や準中から一気にステップアップすると運転の難度が急激に高くなります。
免許取得はゴールではなく、大型ドライバーとしてのスタートに過ぎません。
安全運転を続けるために、段階を踏んで行く事も検討する価値があるのではないでしょうか。
≪直接免許センターに行き、大型自動車に関する技能検定に合格する(一発試験)。≫
大型にも『一発試験』があるじゃないかと思った方、
こちらの一発試験は『本試験』の前に大型仮免許を取得し(もちろん仮免の試験があります)、
・路上練習を5日以上行う
・路上練習には大型免許の所持等、一定条件を満たす人が同乗する事
という決まりがあり、『一発』とはいうものの、練習用の車両、場所、同乗者と、二段・三段構えの準備が必要になります。
事前に自分が一発試験が受けられる環境にあるのか、確認しておきましょう。
大型免許取得から拡がる活躍・活動の場は建設や物流の世界に留まりません。
映像作品制作の現場やライブ/イベント関連事業、調査研究の機材運搬&現地調査の拠点化など、大型車の活躍分野は多岐に渡ります。
≪あなたの運転スキルを次のレベルへ≫
北部日本自動車学校は単に「教習所」としての役割を超え、大型免許取得を目指す方々が安心して運転を続けられるスキルと自信を構築する場所です。
・細やかなニーズに対応
当校はお客様の目的とご予定に合わせて教習スケジュールを調整し、効率的なスキル習得をサポートます。
・実践的な教習
免許取得はスタートに過ぎないとの考えから、当校は単に検定試験の合格を目指すだけでなく、活きた技術と知識をお伝えします。
・安心のサポート体制
教習内容や運転に関する疑問、困りごとがいつでも相談できる環境が整っており、万全のサポートで運転の不安を解消します。
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